日本の事例?
1.橋梁の概要
・用途別分類 : 鉄道橋.
・適用示方書・設計標準等 : 不明.
・供用開始年 : 不明.
・交通量 : 不明.
2.構造の概要
・上部構造の形式 : トラス橋.
・径間の分類(単or多) : 不明.
・支持条件(単or連続) : 不明.
・合成or非合成 :
・床版の種類 :
・下部構造の形式 : 不明.
3.亀裂発生部位
・縦桁の垂直補剛材.
4.亀裂の発生点(Fig.1 参照)
File not found: "fig1.jpg" at page "鋼鉄道トラス橋垂直補"[ź]Fig.1亀裂発生状況(文献1)より引用)
5.亀裂発見の状況
・8年周期で実施している「鋼桁特別検査」にて発見.
6.亀裂の調査
・不明.
7.疲労原因の調査
・応力計測.
8.疲労原因調査のための解析
・有限要素解析により縦桁にかかる応力を検討.
9.疲労損傷の原因
・振動等による構造物の予期せぬ挙動(列車通過時の枕木のたわみで上フランジ内側に高い応力が発生したため(Fig.2 参照).)
File not found: "fig2.jpg" at page "鋼鉄道トラス橋垂直補"[ź]Fig.2亀裂発生の概念図(文献1)より引用)
10.補修・補強対策法
・補修対策.
(1)亀裂長20mm未満で溶接部内のもの.
亀裂の除去,再溶接(完全溶け込み溶接).
(2)亀裂長20mm以上で溶接部内のもの.
亀裂の除去,再溶接,ボルト添接.
(3)亀裂が上フランジに達したもの(Fig.3 参照).
補剛材の上フランジ接合部切除,亀裂の除去,再溶接,ボルト添接,新たな補剛材の取付.
File not found: "fig3.jpg" at page "鋼鉄道トラス橋垂直補"[ź]Fig.3補修概要図(文献1)より引用)・恒久対策.
(1)軌道パット,または鋼製プレート(偏心荷重防止鋼板)の挿入.
(2)枕木の削り取り,上フランジとの接触面を小さくする方法.
11.補修・補強のための解析
・有限要素解析により検討(Fig.4 参照).また別途,応力計測により対策効果を確認(Fig.5 参照).
File not found: "fig4.jpg" at page "鋼鉄道トラス橋垂直補"[ź]File not found: "fig5.jpg" at page "鋼鉄道トラス橋垂直補"[ź]Fig.5恒久対策前後の実測応力の比較(文献1)より引用)
12.その他のコメント
・特段なし.
(出典資料・文献)
1)鈴木 裕之, 大木 基裕, 水野 孝則, 坂上 一雄, 横山 雅樹:トラス橋疲労亀裂の原因究明と恒久対策の検討について,土木学会第56回年次学術講演会講演概要集, VI-251, pp.502-503,2001.