日本の事例?
1.橋梁の概要
・用途別分類 : 道路橋.
・適用示方書・設計標準等 : 昭和31年 道路橋示方書.
・供用開始年 : 不明.
・交通量 : 不明.
2.構造の概要
・上部構造の形式 : I桁橋(斜角:57度).
・径間の分類(単or多) : 単径間(支間:不明).
・支持条件(単or連続) : 不明.
・合成or非合成 : 合成
・床版の種類 : RC床版
・下部構造の形式 : 不明.
3.亀裂発生部位
・主桁と対傾構の接合部(内桁間の対傾構下支材のガセット).
4.亀裂の発生点
①下フランジ切り欠き部
②リベット孔
③ガセット突合せ溶接部
Fig.1 損傷状況
5.亀裂発見の状況
・不明.
6.亀裂の調査
・不明.
7.疲労原因の調査
・不明.
8.疲労原因調査のための解析
・不明.
9.疲労損傷の原因
・下フランジ切欠き部: 疲労強度が低かった.
・その他の箇所: 桁間に大きな相対変位が生じたこと(斜角も一因).
外桁と内桁は横構により剛に連結されているため,変形が内桁間に集中したと考えられる.
10.補修・補強対策法
・損傷部を含む下支材端部を切断除去し,添接板とフィラーを用いたボルト接合により補修.
・部材上端の角材部はR加工.
Fig.2 補修補強方法
11.補修・補強のための解析
・不明.
12.その他のコメント
・特段なし.
(出典資料・文献)
1)社団法人 日本道路協会:鋼橋の疲労,p.250,1997-5.
2)寺田 博昌,松本 好生,岩崎 雅紀,江口 宏,佐々木 保隆:斜角を有する合成桁橋の損傷調査および補修,補強の検討-対傾構の疲労破断について-,横河橋梁技報,No.16,1987年1月